以前から取り組んでおりますプロジェクト事業「60歳からの仕事ガイド2013」は、17号のメールマガジンを配信いたしました。今号のテーマは、「シニアの職域開発ーコミュニティビジネスによる協同起業」です。
ご拝読いただければ幸いです。
60歳からの仕事ガイド2013 便利帳ページ
http://hito.bz/modules/weblinks/
以下メールマガジンの転載
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60歳からの仕事ガイド2013
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vol.17シニアの職域開発ーコミュニティビジネスによる協同起業
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このメールマガジンでは、主として雇われない仕事の情報を提供していきま
す。特にどのようにやりがいのある仕事を見つけていくのか、どのような仕事
なら独立型で仕事の開拓が可能か、サラリーマンしかやったことがないので自
分でどのような仕事が可能か、などを考える点で参考になる記事や実例の情報
などを提供していきます。
発行は月2回隔週月曜を予定しております。
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アクティブシニアのための仕事情報サイト、雇われない仕事の情報を中心と
したポータルサイトー「60歳からの仕事ガイド2013」と連動しておりま
すので、併せてご覧ください。
▼Web[60歳からの仕事ガイド2013]▼ http://hito.bz/
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VOL.17 2013年11月11日
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■シニアの職域開発ーコミュニティビジネスによる協同起業
シニアの職域開発を行うには軽作業を中心とした、従来の業務を安く行う仕
事だけでなく、新しい事業の開発が必要だと思います。前回ご紹介した野菜工
場もその一例です。新しい事業の開発は企業が行うだけでなく、地域での仕事
起しの視点も必要です。地方自治体や地域団体との提携も重要になってきます。
その切り口としてコミュニティビジネスがあります。経済産業省もテコ入れ
してきた分野です。コミュニティビジネスとは、「市民が主体となって、地域
が抱える課題をビジネスの手法により解決し、またコミュニティの再生を通じ
て、その活動の利益を地域に還元するという事業のことの総称」(NPOコミ
ュニテイビジネスサポートセンター)としています。一口で言えば地域の市民
事業と言っても良いでしょう。
主な活動分野はNPOの分野と類似し、1 福祉 2 保健、医療 3 青少年教育
4 環境 5 まちづくり 6 就業支援 7 地域資源活用 8 災害支援 9 観光、交流
10 文化、芸術、スポーツなどとされています。
重要な視点は、地域問題の解決です。
社会性を持ちながらも適正な利益を確保し、事業が持続できるように、小規
模でも雇用を開発できることが課題です。ボランティア段階とは多少異なりま
す。企業が取り組まないスキマ的で、利益規模が少ないけれどやりがいのある
事業などがテーマになってきます。
しかしながら従来のコミュニティビジネスの例を見ると介護福祉などの公的
介護保険によるビジネスモデルは確立しやすいとは思いますが、多くは事業性
を確立できていないものがあります。普遍性のあるビジネスモデルにはなりに
くいものが多かったように思います。経営資源が乏しく、参加者の熱意と労力
に頼るパターンです。
シニアを含め職域を開発し就労の場として確立していくには、経営資源が必
要でしょう。他事業と差別化し付加価値のある分野です。そのためには労働集
約的なだけでなく一定の特性のある製品やサービス、技術などが必要になって
きます。言ってみればコミュニティベンチャーという分野です。地域の課題を
解決するのですが、その課題解決が普遍性を持つものであれば、他の地域にも
事業拡大でき、全国に渡ってネットワークが作れます。
コミュニティベンチャーの分野の例としては1つに環境があります。環境に
は、資源循環・自然エネルギー利用(資源リサイクル・再利用、太陽光発電、
雨水利用)・農業・食(生ごみ堆肥利用、安全な食の提供)・自然再生・地域資
源活用・保全(河川浄化・緑化、ケナフ、深層水)・環境配慮型商品の流通、企
画・販売 )などがあるでしょう。
「NPO法人 環境の未来を考える会」という団体があります。生ゴミ利用
による海洋生物の飼料製造・販売を主な事業にしています。特定非営利活動に
係る事業としては、「ゴミ資源循環に関わる人材育成・啓蒙、調査研究開発お
よび情報収集発信事業」「20万市民の生ゴミ(食品廃棄物)資源循環事業」
「国及び地方公共団体からの受託事業」「ゴミ資源循環を推進する個人、団体
への助成事業」とし、収益事業 としては、「ゴミ資源循環に関する機器等の
製造販売及び貸付事業」「生ゴミ(食品廃棄物)のリサイクルに関する回収運
送事業および肥、飼料等の製造、販売事業」「生ゴミ(食品廃棄物)のリサイ
クル製品を循環する為、動植物の栽培等加工及び販売事業」「ゴミ資源の炭素
化等物質循環に関する事業」などとしています。
埼玉県戸田市と静岡市を拠点とし、戸田市内の集合住宅120戸、戸建住宅
10戸の協力を得て、収集専用桶を設置し、分別済みの生ゴミの提供を受け、
この生ゴミを回収、処理して養殖用飼料及び肥料として再生し、活用する試み
を行っています。生ゴミ回収~再生飼料化は埼玉県戸田市で行われ、養殖への
利用は静岡県で行われています。
このようなリサイクルの事業は何らかのオリジナリティ性が加われば社会性
があるだけにコミュニティベンチャーへ成長していけるでしょう。事業開始時
はNPOでスタートし、事業が発展していけそうで売り上げが出てきたら物の
販売がしやすい株式会社に法人格を変更していっても良いでしょう。
雇われるだけでなく、技術や営業などの各分野のキャリアを持つ人が集まり
協同で起業することも可能になってくるのではないでしょうか。
キャリアコンサルタント 上田信一郎
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